薬膳とは
医食同源。体が喜ぶ料理
薬膳とは、中国の五行思想の影響を受けつつも日本の風土から生まれた食事法。
季節や食べる人の体調に合わせて食材を組み合わせることで、体の内側から健康バランスを整える、体に優しい食の在り方です。
凛追立の薬膳中華
中華の美味しさ、日本の滋味
日本人に馴染みの深い中華料理に、薬膳のエッセンスを組み込んだのが凛追立の薬膳中華です。
短調になりがちな日本の薬膳に、中華の技法を通すことで新しい美味しさを創り出しました。
中華でありながら和食のような滋味を感じる不思議を、凛追立の薬膳中華で体感ください。
食材へのこだわり
食材を知る、ということ
凛追立が料理で一番大切にしているのは季節の食材と組み合わせ。自然の力を最も蓄えた旬の食材を、それぞれが持つ効能を考えて組み合わせています。
料理長の実家が営む農園の有機野菜を取り入れ、食材の力効能を活用した自家製調味料で味付け。
夏や湿気が篭る時期なら、体の熱を抑え涼やかに導くように。冷えが自己治癒力を落とす時期なら、体を温め活性化させるように。
野菜ひとつひとつ、肉それぞれが持つ効能を知るからこそ、凛追立の料理は、美味しくて、体に優しいのです。
料亭ならではのおもてなし
感動のある盛り付け、非日常空間
凛追立では食を通じた心の華やぎも大切にしています。
盛り付けの美しさはもちろん、店内空間や部屋それぞれに凝らした趣向。
お客さまに物語を纏う空間を楽しんでいただくことも、
凛追立のおもてなしです。

料理長紹介
追立 久夫  Oitate Hisao

薬膳料理 凛 追立オーナーシェフ
薬膳料理研究家(文部科学省推奨講師)
然の膳 薬膳学院 クッキングスクール校長

プロフィール
1971 年 香港に渡り北京料理・広東料理の修行に入る。
並行して薬膳料理の研究にも取り組み、独自の健康料理を完成させる。
その後、日本料理やフランス料理の素材を生かした追立式中国料理を創出。
それらの研究成果を著書「追立久夫の薬膳と健康」全 5 巻(京都書院)に
まとめた。他にも「おいしい家庭薬膳」「45 歳からの薬膳」(パッチワーク

通信社)などがある。

Message
薬膳との出会いは 43 年前、家族が免疫性の難病にかかったことが切っかけです。
病院の帰り道、何気に立ち寄った古本屋で 1 冊の薬膳の本と出合いました。
そこには偶然にも、その難病に良い食材を使ったスープが紹介されていたのです。
藁をもつかむ思いで毎日スープを作って家族に飲ませたところ、病院の治療ももちろん大きかかったと思いますが、家族はその病気を克服。
それ以来、私は薬膳を学ぶことにのめり込み、京都大学の薬学博士の渡邊武先生に学び、中華と組み合わせた独自の薬膳料理を創り上げてきたのです。料理の世界に入り 50 年。
歳を追うごとに、薬膳に基づく食材への理解が深まり、自分最高の料理を作り出せる境地に至ったことを感じています。
長寿が当たり前となった今の時代こそ、
お客さまに、体に優しくて美味しい薬膳料理の魅力を広く知っていただければと願っております。

略歴

1985年 国際食博覧会「中華部門」金賞受賞
1988年 大阪国際グルメフェア金賞受賞
1991年 国際食博覧会「中華部門」金賞郵政大臣賞受賞
1994年 文部省(現文部科学省)推薦専属講師に認定
1995年 TV 番組「料理の鉄人」(フジテレビ系)に出演
1996年 読売文化センター専属講師になる(現在終了)
1996年 中国料理追立 開店
2001年 薬膳料亭凛追立 開店
2004年 NHK 京阪文化センター「追立久夫の健康と薬膳料理」料理教室開校(現在終了)
2019年 朝日放送「これが YAKUZEN ~プロも驚く! 追立流カンタン薬膳 料理~」出演(4月~12月)
2019年 膳の然薬膳学院 校長に就任

エコファーム喜入

料理長・追立久夫の出身地鹿児島で姉夫婦が営む「エコファーム喜入」では、無農薬野菜作りに取り組んでいます。
凛追立では料理に使う野菜を仕入れだけでなく、食後茶として提供している青パパイヤ茶の開発も同農園でおこなっています。